抜かないための歯周病の患者学
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歯周病に関与する病気
 
歯周病(歯槽膿漏)に関与する病気には、糖尿病などの疾患があります。これらの要因は、それ自体が歯周病を発症させるものではなく、歯垢や歯石などの細菌に起因した炎症を悪化させるものです。したがって、以下に挙げるような疾患をわずらっていたり、要因を持っていたりする場合は、わずかな細菌でも大きな害がおよぶので、歯垢や歯石を徹底的に取り除く努力が必要です。
■糖尿病

歯周病と一番関係が深いと思われる病気は糖尿病です。統計的に見ても、糖尿病の患者の多くが歯周病にかかっています。つまり糖尿病が歯周病の進行を早めるということです。
糖尿病というのは、一口にいってインシュリンというホルモンが不足することから起きる病気です。インシュリンが不足すると、体の中の糖を吸収する力が弱まるため、糖は血液の中に入り、尿に混ざって排泄されてしまいます。これが糖尿病という病気です。
糖尿病になると、人間の体の組織のもつ抵抗力が衰えて、細菌が繁殖しやすくなり、歯肉に炎症が起こりやすくなります。糖尿病が歯周病と関係が深いといっても、それは直接的な原因ではなく、歯周病を悪化させる要因ということです。
■遺伝性疾患
遺伝性の疾患というのは、突然変異的に何か1つの遺伝子がなくなる病気です。
こういう人には、重症の歯周病が見られることがあります。つまり、早いうちに歯が抜け落ちてしまうか、強い急性の炎症が顕著に現われたり、歯肉や口の中の粘膜に潰瘍ができて、死んでしまうこともあります。
しかし、現在の医学では、遺伝子疾患と歯周病との関連性を明確に立証できていないのが実情です。
ただ、白血球に障害のある遺伝子疾患の場合には、細菌にたいして防衛するという、人間本来が有しているメカニズムとは逆の破壊作用を示すことがあります。そのため、歯周病にかかりやすいという場合があります。
■ビタミン
ビタミンというのは、生体の正常な発育や健康を維持するために不可欠な有機物質であることはよく知られています。
ビタミンは、直接エネルギーをつくるものではないのですが、そのエネルギーを変換する上で必要な物質です。したがって、ビタミンは微量でも非常に有効です。
このビタミンが欠乏するというのは、偏食とかアルコール中毒とか不適当な食事といったものに起因します。また、体に何かの感染状態、つまり病気があったり、炎症があったり、妊娠していたりしているときには、ビタミンを使う量が非常に多いために不足します。抗生物質をのんでいる時にも、ビタミンは不足します。
こうしたビタミンの中で、ビタミンAが欠乏すると、口の中の粘膜が非常に固くなって、口の中が乾きやすくなります。逆に、ビタミンAが多くなると、口の中の上皮の表面が薄くなってきます。
ビタミンB12が欠乏しますと貧血を起こすし、ビタミンCとKが欠乏しますと出血しやすくなり、いったん出血すると止まらないといったことが起こります。ビタミンCは喫煙によって非常に消耗されます。
こうしたことから、ビタミンの欠乏は、糖尿病と同じように、細菌の感染が起こりやすい状態をつくるため、歯周病の進行も早めることになります。
■ストレス
精神的に害のあるストレスがたまると、人間は歯を強く噛んだり、歯ぎしりをしたりします。
長時間、歯を噛み合わせていたり、急激に強く噛んだりすると、歯のまわりの歯肉とか骨とか粘膜に大きな負担をかけ、歯周病の発生、進行を助長させることになります。
■ノイローゼ
自律神経というのは、毛細血管の機能をつかさどっていいるため、これが失調をきたすと、毛細血管の機能に異常が起こって歯周病に感染しやすくなります。
■ホルモン
ホルモンの中でも特に性ホルモンは、歯周病と深い関連があります。思春期や妊娠期、閉経期といった時期に、歯肉炎や歯周病が起こることがよくあります。
とくに、避妊薬をつねに服用している人に、よく歯垢や歯石があるだけで歯肉や骨が破壊されていることがあります。
 
 
 
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